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株式会社ぷらす・あるふぁ一級建築士事務所┃ 大阪をはじめ大規模修繕工事の最安値に挑戦!

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管理を徹底する ~管理技術の進化~

管理の仕事の現代的変容


「ものづくり」において、「品質管理」は最も重要なセクションの一つですが、伝統的な建築スタイルでは、現場監督が先頭に立って、「品質管理」を一身に背負う習慣がありました。

しかし、大規模修繕工事は、工事期間が短く、専門性が高いため、これまでと同様に、現場監督一人に「品質管理」を集約させることには、違和感がございます。

そこで、ぷらす・あるふぁでは、現場監督が一身に背負っていた「品質管理」業務を、4名の品質管理専門スタッフとハイテク技術という「5つの専門家・専門技術」によって分担する品質管理体制を確立しました。

多重的な管理体制で、より精度の高い品質管理に取り組んでいます。

繰り返し検査すること

大規模修繕工事は、「手仕事」が大部分を占めていますから、品質管理は、施工したすべての部位に足を運んで、網羅的に目視・打診・触診することによって行われます。

一般には、これらの品質管理は、その工事を担当する現場監督1名によって行われる方法が主流ですが、ぷらす・あるふぁでは、立場の異なる4名の「品質管理の専門家」によって、多角的に検査を行っています。
マンパワーによる地道な検査の繰り返しは、非常に手間と時間の掛かる仕事ですが、品質向上にとって欠くことのできない重要なプロセスと言えます。 当社のような検査体制を採用した場合、伝統的な管理の方法と比べて、左の表のような施工精度の違いとなって現れます。

ハイテク技術(AI技術)で検査すること

一般に、大規模修繕工事には、「経年によって劣化した部位の修繕」と「美観性の向上」という2つの目的がございます。 このうち、「美観性の向上」については、視覚に訴えますので、工事後に綺麗になったかどうかは誰の目にも一目瞭然です。
しかし後者の「経年劣化箇所の修繕」が適切に行われたかどうかについては、視覚で判断することが出来ないため、施工会社を信頼する以外の選択肢が皆無に等しいという難点がございました。

ぷらす・あるふぁでは、在日アメリカ軍施設内の工事を通して取得した赤外線カメラによる建物の劣化状況の診断データを集計し、人口知能(AI技術)として応用することに成功しました(特許出願中)。

赤外線カメラによる独自のハイテク技術によって、工事着工前の建物の劣化状況を撮影し、工事完了後にも同じアングルで建物を撮影し、両者を比較することを通して、大規模修繕工事で経年劣化箇所が適切に修繕された事実を、みなさまに視覚的にお伝えしています。

近年では様々な分野で「セカンド・オピニオン」による信用の補填が一般化されるようになりました。

ぷらす・あるふぁの仕事は、マンパワーによる四重の検査体制と、赤外線カメラによる比較写真という最先端のハイテク技術によるセカンド・オピニオンの2つの要素から成り立っているのです。

品質管理体制の強力化

ぷらす・あるふぁの品質管理の一部をご紹介します。

防水面の水洗い


防水面の汚れを除去して、防水材の密着性を向上させる為に、水洗いすることが必要です。一般には、塗装工事の前に水洗いは行われますが、防水工事の前に水洗いを行う業者は少ないのが現状です。


飛来物の処理


液体の防水材を塗布した場合、乾燥・硬化する前に、ホコリ等が飛来・付着し、表面に凸ができるケースがあります。凸部分を処理せずに、上塗りをすると、凸部分は膜厚が薄くなってしまいます。飛来物の処理は手間が掛かるため、業者によって処理に差が発生します。また、これらの処理は、各工程ごとに行う必要がありますが、最終工程ですら、チェックする業者が少ないのが一般です。


シーリング


大規模修繕工事においては、既設のシーリング材を撤去し、新しいシーリング材を打設する作業を行います。シーリングは雨が掛かる部位のため、降雨に備えて、撤去から新設までの作業を1日のうちに完了させるのが原則です。 そのため、シーリング撤去の検査が十分に行われないまま、新しいシーリング材が打設されるケースが多いのが現状です。 もし、シーリングの撤去が不十分なまま新しいシーリング材が打設されると、その部分のシーリングの強度が弱くなり、シーリングの破断、ひいては漏水に繋がります。

端末の美学


防水と塗装のジョイント部分は、「直線の美学」と言われます。如何に綺麗にラインを通すかが重要なのですが、掃き出し窓の下のシール部分や、巾木のない場合の立上りなど、直線を通すのが技術的に難しい箇所があります。

凹凸の確認


モルタル部分に防水材を塗布する場合に、最も注意すべきが、下地が凹凸状のブツブツの状態になっている時です。凹凸状の下地に防水材を塗布した場合、凹凸が消えない場合があります。特に、鼻先などは、膜厚を付けることが難しいため、凹凸状のまま仕上げようとする職人が多いのが現状です。 凹凸状の部分は、膜厚が薄い上に、見栄えも良くありません。

施工方法の確認


大規模修繕工事では、事前に配布された仕様書が、すべての部位で最適であるとは限りません。経年による劣化の進行具合や、近隣の影響などによって、他の部位とは異なる仕様で施工することが最適な場合もあります。しかし一般には、これらの作業は決済等により時間が掛かることから工期遅延に繋がることから、他の部位と同じ仕様で施工しているのが現状です。

マーキング検査・下地完了の確認


大規模修繕工事においては、「経年に劣化した箇所の修繕」は、最大のテーマの一つです。それ故、「劣化箇所の調査」と「修繕した箇所の確認」は、最も重要な業務です。特に、作業員が修繕したと思っていても、完了していない場合や、修繕した箇所や修繕作業自体が健全な箇所を、劣化箇所にする場合もあります。近年、現場監督の高齢化により、「劣化箇所の調査」を行わない監督の増大が業界の大きな問題となっています。また「修繕した箇所の確認」まで行う監督は更に少なくなっています。

タイルの張替え


タイル職人は、日本の建設業界でも高齢化が進んでいる業種の一つです。そのため、タイルの色を合わせることや、美しく張るといった数年前までは当たり前だった作業の精度が落ちているのが現状です。

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